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桜花賞コラム
私にとって最も思いで深い桜花賞は、
1997年に行われた第57回桜花賞である。
この年の牝馬クラシック戦線は、年明けデビューから連勝をかさね、
前走の今のフィリーズレビューにあたる、4歳牝馬特別を圧勝している、
キョウエイマーチと、前年の2歳女王で、チューリップ賞を3着としている、
メジロドーベルとの2強構図であった。
当日はあいにくの天気であり、馬場は不良馬場であった。
キョウエイマーチの父は80年代最強の凱旋門賞馬といわれた、ダンシングブレーヴ。
メジロドーベルの父は、競馬ファンになじみ深いメジロライアンであった。
どちらの父もノーザンダンサー系であり、当時流行り始めていた、
サンデーサイレンスの産駒ではなかったので、
この2強の構図にかなり注目した覚えがある。
レースはキョウエイマーチが先行し、直線で先頭に立つと、
後続を引き離し続けて、2着のメジロドーベルに4馬身差をつけて圧勝していた。
正直いってこの2頭にそれ程力の差はないと思っていた。
事実、次走のオークスでは、キョウエイマーチが惨敗し、メジロドーベルが圧勝している。
この桜花賞は単純に距離適性の差であったのではないかと今でも思っている。
牝馬クラシックでは、混戦か1強という図式がほとんだと記憶しており、
なかなか2強はないのだが、数少ない2強の構図でも、
特にこの2頭はお互いの適正距離で力をきっちりと発揮するタイプであったと思う。
























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